Glas Italia
“Sturm und Drang”
連載|アートとしてのミラー
第5回

何ですか、この縁(フチ)は…?

いったい、何が起きているんですか…?
それが口をつくコメントです。
澄んだ透明のガラスが…美術館の芸術作品の額縁についている、あの模様みたいな感じをガラスだけで表現しています(語彙が追いつきません)。

「これは雪の女王が魔法で作ったやつですよね?」いいえ、Glas Italiaが作りました。
「氷ですよね?」いいえ、ガラスでできています。

こんな会話が生じてもおかしくない「神聖なまでの美しさ」と「しずる感」なのです。
周りに広がる優雅な光と影は、雪の女王がみずから魔法で彫刻したものでしょう
(本当はピエロ・リッソーニのデザインであり、この圧倒的なフレームはムラーノグラスです)。

目が、目がーっ!魅了されるーっ!

これほどクラシカルで有機的な造形を描きながらも、色彩が削ぎ落とされ、スクエアのミラーが中央でハッキリとその存在を打ち出しているからでしょうか。
着地点は極めてモダン・ライフです。
クラシカルな装飾が、現代的に映えるアイテムだと思います。
それでいて、設置したその日から、その場所を「感動空間」に一変させるに違いありません。

ご存じの方も多いのかもしれませんが、”sturm und drang”とは18世紀後半のドイツで、ゲーテやシラーを中心に起こった文学運動の名称でもあります。
ドイツ語を直訳すると「嵐と衝動」「嵐と圧力」となりますが、日本では「疾風怒濤」とも訳されるようです。命名の背景や、このミラーとこの名前とを結ぶ、皆さんの解釈が気になるところです。
※本記事に掲載している画像・動画は、各ブランドの公式資料および公開メディアを出典として引用しています。掲載内容の一部には、筆者自身が撮影・記録した素材が含まれている場合があります。
© Industria Vetraria Emar SRL (Glas Italia) および筆者撮影素材(該当する場合) – 本記事は、デザインや空間に関する視点から構成された編集企画であり、直接的な販売を目的とするものではありません。
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